ダビデ

これこそ神であるの主の宮だ。

これこそイスラエルの全焼の捧げ物の祭壇だ。

ダビデは、

イスラエルの地にいる寄留者を招集した。

それから、神の宮を建てる為、

石材を切り出す石切り工を任命した。

ダビデは、

門の扉の釘や留め金用の鉄を大量に用意した。

青銅も測りきれないほど多く用意した。

杉材も数えきれないほど用意した。

シドン人とツロ人が大量の杉材を、

ダビデのもとに運んでくれた。

ダビデ

わが子ソロモンは、まだ若く力もない。

主の為に立てる宮は、

壮大な建物で、

全地で名声と栄誉を高める建物

でなければならない。

それ故、私が用意しておく。

こうして、ダビデは彼が亡くなる前に、

多くの材料を用意をしておいた。

ダビデはその子ソロモンを呼んだ。

ダビデ

ソロモンよ、

イスラエルの神・主の為に、

宮を建てるように命じる。

わが子よ。

私は、我が神・主の御名の為に。

宮を建てる志を持ち続けてきた。

しかし、私に

あなたは多くの血を流し、

大きな戦いをしてきた。

あなたが私の名の為に

宮を建ててはならない。

私の前に多くの血を、

地に流してきたからである。

見よ、あなたに一人の男の子が生まれる。

彼は穏やかな人となる。

私は周りの全ての敵から守り、

彼に安息を与える。

彼の名がソロモンと呼ばれるのは、

その為である。

彼の世に、

私はイスラエルに平和と平穏を与える。

彼が私の名の為に家を立てる。

彼は私の子となり、私は彼の父となる。

私は彼の王座を、

イスラエルの上にとこしえに堅く建てる。

と、主の言葉があった。

そこで、我が子よ。

主があなたとともにおられる。

主があなたについて語られた。

その通りにあなたがあなたの神・主の宮を、

立派に建て上げる事ができるように。

どうか主があなたに、

思慮と悟りを与えて下さるように。

あなたを、

イスラエルの王に任命して下さるように。

あなたの神、

主の律法を守らせてくださるように。

主がイスラエルの為に、

モーセに命じられた掟と定めがある。

それをあなたが守り行うなら、あなたは栄える。

強くあれ、

雄々しくあれ

恐れてはならない。

おののいてはならない。

見なさい。

私は困難な中で主の宮の為に、

金十万タラント

銀百万タラント

を、用意した。

青銅と鉄はあまりに多くて量りきれない。

それに、木材と石材も用意した。

あなたは、これらにもっと加えなさい。

あなたのもとには、

石を切り出す者

石や木に細工をする者

各種の仕事に熟練した者

等、多くの仕事をする者がいる。

金・銀・青銅・鉄を扱う者の人数は、

数え切れない。

立ち上がって、実行しなさい。

主があなたと共にいて下さるように。

また、ダビデは、イスラエルの長全員に、

その子ソロモンを助ける事を

命じた。

あなた方の神・主はあなた方とともにおられる。

周囲の者からあなた方を守り、

安息を与えられたではないか。

実に、主はこの地の住民を私の手に渡された。

この地は、主の前とその民の前に服した。

今、あなた方は、

心と魂を傾けて、

あなた方の神・主を求めよ。

立ち上がれ。

神である主の聖所を建て上げなさい。

主の御名の為に建てられる宮に、

主の契約の箱

神の聖なる用具

を、運び入れよ。