~ハカルヤの子ネヘミヤの言葉~

ある夜、神が私に、

エルサレムの為にさせよう。

と、心に示された。

だが、その事を、誰にも告げなかった。

そして、数人の者達と一緒に、

私は起きて出掛けた。

また、動物は、

私自身が乗ったもの以外いなかった。

私は夜、谷の門を通った。

龍の泉の方、フンの門の所に行き、

エルサレムの城壁を調べた。

それは崩され、

その門は火で焼き尽くされていた。

さらに、泉の門と王の池の方へ進んだ。

しかし、私が乗っていた動物が、

通れる場所がなかった。

夜のうちに流れを登って行き、城壁を調べた。

そして、引き返し、谷の門を通り戻った。

責任者達は、

私がどこへ行っていたか。

また私が何をしていたか。

は、知らなかった。

私は、

ユダヤ人にも、

祭司達にも、

有力者達にも、

代表者達にも、

その他工事をする者達にも、

その時まで私は何も告げていなかった。

ネヘミヤ

私達が直面している困難は見ての通りだ。

エルサレムは廃墟となり、

その門は火で焼き払われたままだ。

さぁ、エルサレムの城壁を築き直し、

これ以上、屈辱を受けないようにしよう。

そして、

私に恵みを下さった私の神の御手の事と、

また王が言った言葉

を、彼らに告げた。

群衆

さぁ、再建にとりかかろう。

全ての者は、この良い仕事に着手した。

ところが、

ホロン人サンバラテと

アンモン人でその部下のトビヤ

及びアラブ人ゲシェム

は、これを聞いた。

そして、私達を、

お前達のしているこの事は何だ。

お前達は王に反逆しようとしているのか。

と、嘲り、蔑んだ。

私は彼らに

天の神ご自身が私達を成功させて下さる。

それで、そのしもべである私達は、

再建にとりかかっているのだ。

あなた方には、

エルサレムの内に何の取り分も、

権利もゆかりもない。

と、言った。

道行く人をただ眺めていた。時が過ぎゆくのが悲しくて~