主の仰せ

モーセよ。

イスラエルの民に告げよ。

彼らから杖を、部族ごとに一本ずつ、

彼等の部族の全ての族長から

12本の杖を取れ。

その杖に、

各自の名を書き記さなければならない。

レビの杖には、

アロンの名を書き記さなければならない。

彼等の部族のリーダーに、

それぞれ一本の杖とするからだ。

あなたはそれらを、「あかし箱」の前に置け。

場所は、

私があなた方に会う会見の天幕の中だ。

私が選ぶ人の杖は芽を出す。

イスラエルの民が、

あなたに向かって不平を言い立ている。

その不平を私自身から遠ざけ、鎮める。

モーセがイスラエルの民にこのように告げた。

族長達は皆、部族ごとに、

族長一人に一本ずつの杖、

計12本を彼に渡した。

アロンの杖も彼等の杖の中にあった。

モーセはそれらの杖を、主の前、

すなわちあかしの天幕の中に置いた。

その翌日、モーセはあかしの天幕に入った。

すると見よ。

レビの家の為のアロンの杖が、

芽を出し、

蕾を付け、

花を咲かせて、

アーモンドの実を結んでいた。

モーセがそれらの杖をみな、

主の前からすべてのイスラエルの民の所に

持ってきた。

主の仰せ

モーセよ。

アロンの杖をあかしの箱の前に戻せ。

逆らう者達への戒めの為に、しるしとせよ。

彼等の不平を私から全くなくせ。

彼らが死ぬ事のないようにする為である。

モーセは主が命じられたとおりにした。

イスラエルの民。

我々は死んでしまう。

我々は滅びる。

全員が滅びるのだ。

主の幕屋に近づく全ての者が、

死ななければならないとは。

我々は皆、死に絶えなければならないのか。