その時、ミリアムとアロンは、モーセを非難した。
彼がクシュ人の女性を妻としたからである。
ミリアムとアロン
主は、ただモーセとだけ話されたのか。
我々とも話されたのではないか。
主はこれを聞かれた。
モーセは、地上の誰よりも柔和な人であった。
主の仰せ
モーセ、アロン、ミリアム
あなた方三人は会見の天幕の所へ出よ。
三人は主の仰せに従った。
主は雲の柱の中から降りて来られた。
そして、天幕の入口に立ち、アロンとミリアムを呼ばれた。
主の仰せ
聞け。私の言葉を。
もし、あなた方の間に預言者がいるなら、
主である私は、
幻の中で、その人に私自身を知らせ、
夢の中でその人と語る。
だが、私のしもべモーセとは、そうではない。
彼は、私の全家を通じて忠実な者。
彼とは、私は口と口で語り、
明らかに語って、謎では話さない。
彼は、主の姿を仰ぎ見ている。
何故あなた方は、私のしもべ、
モーセを恐れず、非難するのか。
雲が天幕の上から離れ去った。
見よ。
ミリアムは皮膚がツァライトに冒されえ、
雪のようになっていた。
アロンがミリアムの方を振り向いた。
見よ。
彼女はツァライトに冒されていた。
アロン
モーセ、我が主よ。
どうか、私達が、愚かにも陥ってしまった罪の罰があります。
私達に負わせないでください。
どうか、彼女を、肉が半ば腐って
母の胎から出てくる死人のようにしないで下さい。
モーセ
神よ。
どうか彼女を癒してください。
主の仰せ
もし、彼女の父が彼女の顔に唾をした。
ならば、彼女は七日間、恥をかかされる事にならないか。
彼女は七日間、宿営の外に締め出しておかなればならない。
その後で、彼女は戻る事ができる。
それで、ミリアムは、七日間宿営の外に締め出された。
民はミリアムが戻る迄旅立たなかった。
それから、民は、ハツェロテを旅立ち、バランの荒野に宿営した。
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